研究課題/領域番号 |
22790804
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
田中 裕一 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (10420837)
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研究協力者 |
冨野 康日己 順天堂大学, 医学部, 教授
鈴木 佑介 順天堂大学, 医学部, 准教授
鈴木 仁 順天堂大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | IgA 腎症 / 補体 / レクチン経路 / 骨髄移植 / MBL |
研究概要 |
IgA 腎症における補体の関与を検討するために、IgA 腎症自然発症モデルマウス"grouped ddY mouse (gddY)"における補体経路の関与を検討した。その結果、gddYでは血中多量体 IgA および IgA-IgG 免疫複合体が、補体活性化を介して腎障害の程度を規定していると考えられた。さらに gddY では糖鎖不全 IgA が、 Balb/c マウス(Balb/c) よりも多く、IgA の糖鎖不全の程度が血中多量体 IgA および IgA-IgG 免疫複合体の形成に関係していると考えられた。以上より糖鎖不全 IgA が血清中の多量体 IgA および免疫複合体の形成に関与し、補体系を活性化し組織障害を惹起していると考えられた。
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