研究課題
若手研究(B)
糖尿病性末梢神経障害の成因として後期糖化反応生成物(AGEs)による血液神経関門(BNB)の破綻が重要である.ヒトBNB不死化細胞株を用いてAGEsよるBNB破綻の分子メカニズムを解明した. AGEsによりペリサイトの基底膜関連分子の発現が増加し内皮細胞のバリア関連蛋白の発現が低下したが, TGF-βやVEGFの活性を中和すると元に戻った.糖尿病性末梢神経障害においてAGEsはTGF-β, VEGFにより基底膜の肥厚を生じBNBのバリア機能を破綻させると考えた.
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