研究課題
若手研究(B)
Angiotensin2(AT2)は末梢の各組織においてROS産生を亢進し、インスリン抵抗性を誘導する。我々はAT2と独立してアルドステロンがROS産生を介してインスリン抵抗性を誘導することを示した。また肥満・インスリン抵抗性・脂肪性肝炎モデルマウスに選択的MR阻害剤(MRA)を全身投与したところ、肝臓での炎症、線維化および糖脂質代謝が改善した。高脂肪食負荷(HFD)マウスおよびdb/dbは視床下部において炎症性サイトカインの発現亢進を認めたが、MRAの全身投与はこれを抑制しなかった。マイクログリア細胞のモデルとしてBMDMを用いて炎症性サイトカイン産生に及ぼす影響を検討した。H2O2およびROSを消去するNACの前処置はLPS処置による炎症性サイトカイン発現に影響しなかった。ARBの前処置もLPSによる炎症性サイトカイン発現に影響しなかったが、MRAはこれを強く抑制した。
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Am J Physiol Endocrinol Metab
Endocrinology
巻: 151 ページ: 2040-2049