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2011 年度 実績報告書

全身性エリテマトーデス特化型マイクロアレイを用いた予後因子同定研究

研究課題

研究課題/領域番号 22790928
研究機関大阪大学

研究代表者

石井 泰子  大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任研究員(常勤) (10466302)

キーワード全身性エリテマトーデス / マイクロアレイ解析 / 診断・検査法
研究概要

全身性エリテマトーデス(SLE)は多彩な症状を呈する代表的自己免疫疾患である。近年では、多様な免疫抑制剤の開発により、治療選択の幅は広がりつつある。発症要因については遺伝要因と環境要因の両者が関与するとされるが未だ不明であり、予後についても発症時の年齢や自己抗体の発現パターン、腎生検組織像などから予測するが、より積極的な治療が必要かどうかを治療開始前に判断することは困難である。不十分な治療であれば、臓器障害をきたす恐れがある一方、過剰な免疫抑制療法は合併症の増加をきたす。(たとえば、近年のSLEの死因のトップは感染症である。)こうしたなか、低侵襲の検査で新たな診断根拠が得られれば、必要十分な治療の選択が可能となる。本研究では過去に申請者が同定したSLE患者で発現上昇をきたす遺伝子群をもとに作成したSLE特化型DNAチップセットを用い、治療前後におけるSLIE患者末梢血における発現遺伝子量を測定し、治療内容・病態を踏まえ、予後因子を同定することを目的としている。さらに、SLEに関する予後規定因子は他の難治性自己免疫疾患の予後にも関連する可能性があり、類縁疾患に対しても応用可能と考える。
平成23年度においては、免疫内科を擁する近畿圏の5施設の協力のもと、一部のSLE患者について治療後末梢血の採取・RNAの抽出を行い、また、性別・年齢を合致させた健常人ボランティア末梢血からのRNA抽出を行った。
採取したRNAについて、順次遺伝子の発現状態を測定しており、結果が出そろった段階で・多変量解析を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Use of intravital microscopy and in vitro chemotaxis assays to study the roles of sphingosine-1-phosphate in bone homeostasis2011

    • 著者名/発表者名
      T.Ishii
    • 雑誌名

      Methods in Molecular Biology

      巻: (掲載確定)(未定)

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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