• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

母乳中のcoenzymeAで誘発されるアトピー性皮膚炎の解析と予防医学への展開

研究課題

研究課題/領域番号 22790997
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

東 丈裕  埼玉医科大学, 医学部, 客員講師 (00468381)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードアトピー性皮膚炎 / coenzymeA / 母乳 / Th2アジュバント / 樹状細胞
研究概要

アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis; AD)は、増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因をもつ。 ADは多彩な遺伝要因と環境要因が複雑に絡み合って発症し、その症状が維持されていくと考えられている。環境要因に関しては、生後より摂取する母乳の関与が重要であると推測されてきたが、疫学的検討では母乳とADの関連性について一定の見解が得られていない。研究代表者は、in vitroにおける検討により、AD発症に寄与する母乳中の物質を同定し、その物質について、動物モデルで検証し、更には臨床介入を行うことによってADの発症予防に寄与することを目的とし以下の検討を行った。
研究代表者はAD患者の摂取した母乳のAD誘発物質の一つがcoenzymeA(CoA)であることを同定し、CoAはTh2アジュバント活性を有することが判明した。また、経口摂取することによりマウスモデルにおいてAD様病態を引き起こすことを確認した。
さらに、生体内においてはT細胞がTh2に偏っているかについて、末梢血や脾臓より分離したT細胞や末梢血のサイトカイン定量、血清IgE, IgG1, IgG2aの定量による解析を行い、Th2に偏っていることを確認した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 母乳中のコエンザイムAとアトピー性皮膚炎2012

    • 著者名/発表者名
      東 丈裕、松下 祥
    • 雑誌名

      臨床免疫・アレルギー科

      巻: 57(2) ページ: 197-202

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi