1型糖尿病発症と母体環境および母体栄養の関連性について

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22791012
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 小児科学
• 研究機関: 島根県立大学短期大学部
• 研究代表者: 籠橋 有紀子 島根県立大学短期大学部, 健康栄養学科, 准教授 (30369756)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 小児代謝 / 栄養学

研究概要

本研究では、代表的な1型糖尿病モデル動物のNOD(Non-ObeseDiabetic)マウスを用いて、母体環境および母体栄養の相違が仔の1型糖尿病発症と病態進行の過程にどのような影響を与えるのかについて検討した。その結果、母体環境の違いが1型糖尿病発症に対してより影響する可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] 妊娠・授乳母体の脂質栄養が仔の1型糖尿病発症へ及ぼす影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 雑誌名: 脂質栄養学 巻: Vol.22 ページ: 35-43
• [雑誌論文] 1 型糖尿病発症後の病態に必須脂肪酸比率が与える影響について (2012)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 雑誌名: 島根県立大学短期大学部松江キャンパス研究紀要 巻: Vol.50 ページ: 75-81
• [雑誌論文] Direct and indirect effects of neuropeptide Y and neurotrophin 3 on myelination in the neonatal brains. (2011)
  • 著者名/発表者名: Hashimoto R, Udagawa J, Kagohashi Y,Matsumoto A, Hatta T, Otani H.
  • 雑誌名: Brain Res. 巻: 1373 ページ: 55-66
  • 査読あり
• [雑誌論文] Diet with a low n-6/n-3 essential fatty acid ratio when started immediately after the onset of overt diabetes prolongs survival of type 1 diabetes model NOD mice. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kagohashi Y, Otani H.
  • 雑誌名: Congenital Anomalies 巻: 50(4) ページ: 226-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] Individual variation in organ histogenesis as a causative factor in the developmental origins of health and disease: Unnoticed congenital anomalies? (2010)
  • 著者名/発表者名: Otani H, Udagawa J, Hatta T, Kagohashi Y, Hashimoto R, Matsumoto A, Satow F, Nimura M.
  • 雑誌名: Congenital Anomalies 巻: 50(4) ページ: 205-11
  • 査読あり
• [雑誌論文] Maternal dietary n-6/n-3 fatty acid ratio affects type 1 diabetes development in the offspring of NOD mice. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kagohashi Y, Abiru N, Kobayashi M,Hashimoto M, Shido O, Otani H.
  • 雑誌名: Congenital Anomalies 巻: 50(4) ページ: 212-20
  • 査読あり
• [雑誌論文] 糖尿病環境下における初期胚の染色体分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩 池田礼子
  • 雑誌名: 島根県立大学短期大学部松江キャンパス研究紀要 巻: Vol.48 ページ: 1-6
• [学会発表] The essential fatty acid ratio of the diet affects the pathogenic course of type 1 diabetes in the NOD mice. (2012)
  • 著者名/発表者名: Kagohashi Y, Otani H
  • 学会等名: The 6th international Niigata Symposium on diet and health
  • 発表場所: Niigata
  • 年月日: 20121000
• [学会発表] 母体が摂取する食餌中の必須脂肪酸比率が仔の1型糖尿病発症に影響する (2012)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子, 大谷浩, 亀山日向子, 古瀬美穂, 藤原有香, 門脇つばさ, 石和田光, 梅山園子
  • 学会等名: 日本栄養改善学会中国支部大会
  • 発表場所: 松江市
  • 年月日: 20120700
• [学会発表] 糖尿病母体が及ぼす胎仔への脂肪酸代謝変化への意義 (2012)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子
  • 学会等名: 日本脂質栄養学会第21回大会
  • 発表場所: 相模原市
  • 年月日: 2012-09-08
• [学会発表] The EFA ratio and the composition of the diet are important for the inhibition of pathogenic progress in the NOD mice. (2011)
  • 著者名/発表者名: Kagohashi Y, Kameyama H, Matsumoto A,Otani H
  • 学会等名: 日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜市
  • 年月日: 20111200
• [学会発表] 大谷浩 1 型糖尿病発症抑制に関わる必須脂肪酸の比率および組成の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子, 亀山日向子, 藤原有香, 古瀬美穂, 門脇つばさ, 石和田光, 松本暁洋
  • 学会等名: 第51回日本先天異常学会学術集会
  • 発表場所: 淡路市
  • 年月日: 20110700
• [学会発表] NOD マウスの顕性糖尿病の発症抑制に関わる必須脂肪酸の比率および組成の解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 学会等名: 日本小児栄養研究会
  • 発表場所: 宇都宮市
  • 年月日: 20110300
• [学会発表] 1型糖尿病予防および治療のための環境因子の探索～モデル動物を用いた解析～ (2011)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子
  • 学会等名: 日本栄養改善学会中国支部大会
  • 発表場所: 松江市
  • 年月日: 2011-07-08
• [学会発表] 妊娠期における食餌中の必須脂肪酸比率が子の膵島炎および 1 型糖尿病発症に与える影響について (2011)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 学会等名: 第58回日本実験動物学会総会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2011-05-25
• [学会発表] The effect of dietary EFA ratio of the gestation period for the development of type 1 diabetes in the offspring. (2010)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 学会等名: 日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸市
  • 年月日: 20101200
• [学会発表] Maternal dietary n-6/n-3 fatty acid ratio affects autoimmune diabetes development in the offspring in NOD mice. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kagohashi Y, Otani H
  • 学会等名: The 5th International Niigata Symposium on Diet and Health
  • 発表場所: Niigata
  • 年月日: 20101000
• [学会発表] 自己免疫疾患の発症抑制に適正な必須脂肪酸比率の解明～胎生期に着目した解析～ (2010)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 学会等名: 日本脂質栄養学会第19回大会
  • 発表場所: 犬山市
  • 年月日: 20100900
• [学会発表] n-3 系多価不飽和脂肪酸の摂取方法とその有効性について (2010)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 名和田清子 大谷浩 橋本龍樹
  • 学会等名: 日本脂質栄養学会第19回大会
  • 発表場所: 犬山市
  • 年月日: 20100900
• [学会発表] 1 型糖尿病の発症抑制に適正な必須脂肪酸比率(n-6/n-3)とその摂取時期について (2010)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 学会等名: 第50回日本先天異常学会学術集会
  • 発表場所: 淡路市
  • 年月日: 20100700
• [学会発表] 1型糖尿病モデル動物の環境因子:必須脂肪酸比率に着目した解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 学会等名: 第64回日本栄養・食糧学会
  • 発表場所: 徳島市
  • 年月日: 20100500
• [学会発表] 2型糖尿病モデルマウスの病態進行に対する必須脂肪酸比率の影響について (2010)
  • 著者名/発表者名: 籠橋有紀子 大谷浩
  • 学会等名: 第57回日本実験動物学会総会
  • 発表場所: 京都市
  • 年月日: 20100500