研究課題
若手研究(B)
神経芽腫に発現している幹細胞マーカーCD133は、細胞の分化の抑制、造腫瘍能を更新させる機能を持つとともに、神経芽腫幹細胞を多く含むスフェアで発現が上昇する事が明らかになった(ONCOGENE,2011)。そこで、神経芽腫スフェア特異的に発現する転写因子の網羅的な探索を行った結果、転写因子TFXの発現がスフェア特異的に上昇することを明らかにした。TFXはCD133のプロモーターに直接結合して発現誘導するだけでなく、細胞の増殖および造腫瘍性の亢進、神経芽腫スフェア形成の効率の上昇に寄与した。これらの結果から、TFXが神経芽腫のがん幹細胞性の維持に関わっていることが示唆された。
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http://www.chiba-cc.jp/inst/jp/organization/005.htmlhttp://kamijo-labo.jp/