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2012 年度 実績報告書

Lタンパク質を標的としたパラミクソウイルス感染症治療薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22791018
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

關 文緒  国立感染症研究所, ウイルス第三部, 主任研究官 (20443111)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード麻疹ウイルス / Pタンパク質
研究概要

本年度の研究では、哺乳類細胞に変異Pタンパク質を強制発現し、ウイルス増殖へ与える影響を解析した。30アミノ酸ずつ一部欠損させたPタンパク質を作製し、麻疹ウイルス感染とともに細胞内に強制発現させたところ、大部分の変異体ではウイルス増殖に影響を与えなかったが、Pタンパク質のmultimerizationドメインの一部を欠損させた変異体では、ウイルス増殖が抑制された。昨年度の研究結果からPタンパク質N末端はLタンパク質との相互作用に重要でないと考えられたため、この変異体にN末端欠損変異を導入したところ、もとの変異体と同様にウイルス増殖を抑制した。このことから、Pタンパク質のmultimerizationドメインとC末端の配列を含むポリペプチドはウイルス増殖を抑制することが明らかになった。また、麻疹ウイルスと同じモルビリウイルス属に属するイヌジステンパーウイルスでは、麻疹ウイルスと同様にNectin4分子をウイルス受容体として利用できることがわかった。このウイルスは麻疹ウイルスとPタンパク質の相同性が高くmultimerizationドメイン配列が一致しており麻疹ウイルスと同様にこのドメインの一部を欠損したPタンパク質がウイルス抑制作用を持つと考えられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イヌジステンパーウイルスの上皮および中枢神経感染におけるイヌNectin4の利用2012

    • 著者名/発表者名
      關 文緒
    • 学会等名
      日本ウイルス学会
    • 発表場所
      大阪府 国際会議場
    • 年月日
      20121113-20121113

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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