研究課題
若手研究(B)
早産児・低出生体重児においてみられる未熟児くる病の発症を予測し、その治療効果を確認するためのマーカーとして、血中リンとビタミンD代謝を調節する線維芽細胞増殖因子、FGF23とその制御因子であるα-Klothoに着目した。可溶型Klotho濃度を測定したところ、臍帯血中では新生児・母体・成人の血液中に比較して有意に高値であること、FGF23が逆に有意に低値であり、これらは臍帯血において負の相関があることが分かった。さらに胎盤では可溶型Klothoが発現していることが免疫染色により明らかとなり、臍帯血中のα-Klothoが胎盤由来であることが示唆された。
すべて 2011
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J Clin Endocrinol Metab
巻: 96 ページ: E943- E947