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2012 年度 実績報告書

TAMによる肝線維化とCCL2の関連

研究課題

研究課題/領域番号 22791032
研究機関九州大学

研究代表者

金城 唯宗  九州大学, 大学病院, 助教 (70419539)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードダウン症 / TAM / 肝線維化 / ケモカイン / CCL2 / TGF-β1
研究概要

私たちは、一過性骨髄増殖症(TAM)による肝線維化とCCL2との関連を検討している。2003年以降に当院NICUに入院したダウン症23例中、TAM合併例は13例あった。TAMのhigh riskを、①在胎37週未満の早産児、②経過中の白血球数10万/μl以上、③直接ビリルビン値5mg/dl以上、④経過中プロトロンビン時間INR2以上または出血傾向、および⑤腹水の5項目中3項目以上とした。2010年度は血清ケモカイン値を測定し、2011年度は血清中TGF-β1の測定を行った。High risk群では、線維化のマーカーと考えられるヒアルロン酸とKL-6が高値であり、ケモカイン値ではCXCL8とCCL2が有意に高値であった。TGF-βは、今回の検討では特に有意差はみられなかったが、CXCL8とともにCCL2と正の相関がみられた。CCL2、ヒアルロン酸およびKL-6はそれぞれ独立しており、これらを独立変数として、重回帰分析を行ったところ、CCL2がTAM high risk群で有意に高値であった (p=0.0324)。CCL2は肝線維化に重要であると考え、2012年度は実際にTAMの肝組織におけるCCL2の分布をみるために免疫染色を行うこととした。同時にTGF-β1の染色も行うこととした。検討した症例1例および過去の当院におけるTAM症例1例の合計2例で肝組織標本を得られ、これを用いることとした。コントロール検体として、肝臓に特に異常がないと考えられる新生児死亡症例2例を得ることができた。検体収集に時間を要し、また染色抗体の選定と肝臓以外のコントロール選択の検討に時間を要したが準備が整ったため、染色は2013年4~5月にかけて行う。今後、染色の結果を合わせて今回の結果を報告する。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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