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2010 年度 実績報告書

サイトカイン、転写因子測定による新生児仮死と脳室内出血の免疫学的病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 22791036
研究機関自治医科大学

研究代表者

小池 泰敬  自治医科大学, 医学部, 助教 (00382903)

キーワード新生児仮死 / 脳室内出血 / サイトカイン / 転写因子
研究概要

本研究のために自治医大倫理委員会の承認を得て、研究を開始した。患児のご家族から同意書を得て、検体採取を始めた。脳室内出血予防のためのインドメタシン投与を行った超低出生体重児4例、新生児仮死のなかった早産児3例から、のべ42検体を採取できた。測定は予定通り、Bio rad社のBio-plex 200 systemを用いて測定した。Quality Controlがその範囲内に入り、問題なく測定できた。
測定の結果、脳室内出血予防のためのインドメタシン投与を行った超低出生体重において、生後早期にIL-6、IL-8、MCP-1、MIP-1βがいずれの症例でも高値を示し、IL-6、IL-8については、経時的に低下するが、生後7日~14日に再上昇するという、興味深い結果が得られた。いずれの症例も、臨床的には脳室内出血は発症していない。比較対照症例の検体採取は、獨協医大NICUに依頼しており、獨協医大での倫理委員会の承認を得た。今後、比較対照症例の検体が得られ次第、当院にてサイトカインおよび転写因子の測定を行い、当院での測定結果と比較し、脳室内出血の病態解析を進めていく。
新生児仮死症例については、いまだ適切な症例がなく、今後、検体採取をすすめていく予定である。
研究は概ね順調に進んでおり、2年間の研究で良い成果が得られると期待される。

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公開日: 2012-07-19  

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