乳房外パジェット病の微少浸潤と進行期病変との鑑別に、パジェット細胞をCEA染色(二次抗体にAlexa FluorR594)、リンパ管はD2-40染色(同じくAlexa FluorR 488)、細胞核はHoechst 33342Rで多重染色し、蛍光顕微鏡で観察する手法を考案し、その有用性につき学会報告を行った。また、高齢女性において進行期で転移巣のパジェット細胞がHER2レセプターを強発現した際のトラスツズマブ単剤療法の有効性について、副作用が少なく、高齢者にも安全に行える治療法として国内外で初の学会・論文報告した。
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