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2011 年度 実績報告書

皮膚炎におけるケラチノサイトの機能におよぼす血小板の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22791081
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

峠岡 理沙  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (80464585)

キーワード血小板 / 皮膚 / ケラチノサイト
研究概要

本研究者は今までにアレルギー性皮膚炎の病態において血小板が重要な役割を果たしていることを解明しており、その機序として血中から皮膚炎組織への白血球の遊走において血小板が深く関与していることを見出した。皮膚炎では表皮を構成するケラチノサイトもさまざまな接着分子やサイトカインを発現することにより皮膚炎の病態に深く関与しているが、皮膚炎におけるケラチノサイトにおよぼす血小板の役割についてはまだ明らかにされておらず、本研究課題は炎症の機序の解明に大変重要と思われる。
実験内容としては、ヒト表皮ケラチノサイト培養系であるHaCaT細胞をヒト血小板存在下で培養し、その培地にトロンビンなどの血小板刺激物質を加えて血小板を活性化させることにより、活性化血小板存在下でケラチノサイトを培養し、そのケラチノサイトの増殖および分化、表面マーカー、サイトカイン産生能について検討を行った。
実験結果についてはデータにばらつきが多く、現在のところ再現性のある結果が得られていない。血液から血小板を分離する操作の際に、軽微な機械的刺激のみで血小板は容易に活性化してしまうことが、データのばらつきが多い原因と考えている。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] アトピー性皮膚炎における血小板の役割2011

    • 著者名/発表者名
      峠岡理沙、加藤則人
    • 雑誌名

      日本血栓止血学会誌

      巻: 22 ページ: 77-80

    • 査読あり
  • [雑誌論文] IL-21 reduces immediate hypersensitivity reactions in mouse skin by suppressing mast cell activation or IgE production2011

    • 著者名/発表者名
      Risa Tamagawa-Mineoka
    • 雑誌名

      Journal of Investigative Dermatology

      巻: 131 ページ: 1513-1520

    • 査読あり
  • [学会発表] Platelets play important roles in recruitment of immature dendritic cells to skin in contact hypersensitivity2011

    • 著者名/発表者名
      峠岡理沙
    • 学会等名
      The 36^<th> Annual Meeting of the Japanese Society for Investigative Dermatology
    • 発表場所
      京都国際会館(京都府)
    • 年月日
      20111209-20111211
  • [学会発表] 成人アトピー性皮膚炎および蕁麻疹患者における血清IL-21の検討2011

    • 著者名/発表者名
      峠岡理沙、益田浩司、加藤則人
    • 学会等名
      第61回日本アレルギー学会秋季学術大会
    • 発表場所
      グランドプリンスホテル新高輪国際館パミール(東京都)
    • 年月日
      20111110-12
  • [学会発表] 成人アトピー性皮膚炎および蕁麻疹患者における血清IL-21の検討2011

    • 著者名/発表者名
      峠岡理沙、益田浩司、加藤則人
    • 学会等名
      第41回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会総会学術大会
    • 発表場所
      甲府富士屋ホテル(山梨県)
    • 年月日
      20110716-17
  • [学会発表] 成人アトピー性皮膚炎患者における血清IL-33の検討2011

    • 著者名/発表者名
      峠岡理沙、加藤則人
    • 学会等名
      第23回日本アレルギー学会春季臨床大会
    • 発表場所
      幕張メッセ(千葉県)
    • 年月日
      20110514-15

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公開日: 2013-06-26  

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