42名のPDD患者と年齢をマッチさせた健常対照群42名、統合失調症群42名とを52チャンネルのNIRS機器(ETG4000)を用いて比較した。認知賦活課題には語流暢性課題を用い、課題中の酸素化ヘモグロビン濃度の変化量の平均値を解析の対象とした。52チャンネルの測定値それぞれについて、3群間の一元配置分散分析を行った。結果Ch1、Ch29では健常対照群よりもPDD群と統合失調症群で有意に賦活が小さかった。Ch14、Ch25、Ch36、Ch46では健常対照群とPDD群で、統合失調症群よりも有意に賦活が大きかった。Ch28では健常対照群よりも統合失調症群で有意に賦活が小さかった。
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