研究課題
若手研究(B)
幼弱に生まれる哺乳類の仔の多くは、親に運ばれて移動する。この時、仔は運ばれやすいコンパクトな姿勢でおとなしくなる輸送反応(TR)を示す。本研究は仔マウスを用いてTR の発達や制御機構を解析した。TR は離乳前一過的に発現し、不動と姿勢制御という構成要素から成る。不動反応には触覚と固有覚刺激が必須であり、姿勢制御は小脳機能を介すことが分かった。これらの結果よりTR はその制御に複数の脳部位が関わる仔特有の反応であることが示唆された。
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