研究課題
若手研究(B)
ヒト生体脳内のアロマテースを測定するために、新規のPET プローブ[^<11>C]cetrozole を開発し、動物実験で体内・血中動態を確かめたのちに、ヒト臨床PET 研究を行った。被験者はPET試験前に攻撃性をはかるための質問紙と性格・気質をはかるための質問に回答した。ヒト脳内では、視床、視床下部、扁桃体に高いアロマテース発現がみられた。また視床のアロマテース発現量は攻撃性と、視床下部のアロマテース発現量は共感性と、それぞれ正の相関を示した。これらの結果から、脳内アロマテース量とヒトの情動や気質に関連性があることが示唆された。
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Bioorganic and Medicinal Chemistry 2011
巻: 19 ページ: 1464-1470
NeuroReport
巻: 22 ページ: 326-330