1)共感・同情に関わる認知神経機構の解明 不祥事を起こした他者への同情の程度がどの脳領域の活動の程度と関連しているか、および、その個人差を検証した。同情が高まるほど、他者理解に関連する脳領域(前頭葉内側、楔前部)の活動が高くなることが判明した。また、情け深い人ほど、主観的体験と関連した島皮質の活動が高いことが判明した。この研究成果は、国際誌(Nature Communications)において公表した。 2)猜疑に関わる認知神経機構の解明 信頼ゲームを用いて、裏切る他者への猜疑心の程度を脳活動から測定した。現在得られた結果を解析中である。
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