目的:予防的経皮的椎体形成術を施行した患者に関して、新規骨折を生じる危険因子を解明すること。対象・ 方法: 予防的経皮的椎体形成術を施行された骨粗鬆症性圧迫骨折を有する 116 名の年齢、性別、ステロイド剤使用歴及び圧迫骨折の数(未治癒のもとの治癒後のもの双方を含む)と治療後に生じた新規骨折との関係を評価した。結果:治療前に 3 か所以上の未治癒の骨折を有した患者は 1 か所のみの未治癒の骨折を有した患者に比べ有意に高頻度で新規骨折が見られた(p < 0.05)。他の因子に関して有意差はなかった。
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