研究課題
若手研究(B)
蛍光ガラス線量計を用いた脳血管内治療時の直接的被ばく線量測定法を開発、確立し、実際の脳血管内治療症例において計測を行なった。実際の治療症例における最大皮膚照射線量が3Gyを超える頻度、治療手技毎の一過性脱毛の発現率を明らかにした。また、血管造影装置(シングルプレーン装置、バイプレーン装置)間の被ばく線量分布の差異を明らかにした。加えて、リアルタイムで皮膚照射線量を推定可能な血管造影パラメータである総透視時間、面積線量積と最大皮膚透過線量との良好な相関を明らかにし、術中の被ばく低減方法を考案した。これらの結果は将来の脳血管内治療における被ばく線量低減、ひいては被ばく防護剤の臨床応用において重要な基礎資料となる。
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Radiation Measurements
巻: 46 ページ: 2103-2106
Clin Neurol Neurosurg
巻: 112 ページ: 530-536