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2010 年度 実績報告書

成人間生体部分肝移植におけるうっ血を伴うグラフト肝再生の改善

研究課題

研究課題/領域番号 22791269
研究機関岐阜大学

研究代表者

木村 真樹  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (20422727)

キーワード生体肝移植 / うっ血肝 / 肝再生
研究概要

本研究の目的は成人間生体部分肝移植における部分的なうっ血を伴うグラフトの再生を改善することである。平成22年度の計画としては
1.ラットの生体部分肝移植モデルの確立しする。
2.上記で生存が得られたら、うっ血を伴うグラフトを使用してグラフトの再生を検討する。
上記検討の前段階として、60%肝切除後の残肝にうっ血を伴う場合の肝再生を検討した。うっ血を伴うと肝再生の開始は遅れて最終的な肝再生は遅れる。G-CSFを投与することによりうっ血部位でも肝再生が早期から見られて最終的な肝再生は早期に達成された。
【方法】雄性Wister Ratをドナー(体重約250g)、レシピエント(体重約300g)を使用して1,2,3,5,7,14日後に犠死させて、グラフト機能、グラフト再生を評価する。ラットの部分生体肝移植での生存報告は検索する限りほとんど認められないため、まずは全肝移植にうっ血を伴うモデルを作成する。その後生存が得られてから、うっ血を伴う生体部分肝移植を施行する。
【結果】全肝移植ではうっ血部位を伴った場合の生存は困難であり成果を検討することが困難であった。
【結論】肝切除ではG-CSFでうっ血を伴うグラフト肝の再生改善が確認されているのでドナーとレシピエントの重量の再検討など行い何とか生存を安定させる。

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公開日: 2012-07-19  

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