研究課題
肝細胞癌37例を対象に質量顕微鏡法を用いて脂質解析を行った。肝細胞癌と隣接非癌部においてリン脂質の分布が異なっていた。リン脂質の分布が異なる原因として、リン脂質のリモデリング酵素(LPCAT)の発現を確認したところLPCAT1の発現が癌部において増加していた。2種類の肝細胞癌細胞株に対してLPCAT1の遺伝子発現を抑制したところ、コントロールの細胞と比較してリン脂質の組成に変化が生じ、増殖が抑制され、浸潤・遊走供に抑制された。次にLPCAT1を過剰発現させたところ、細胞増殖や浸潤能が増加することが確認された。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Journal of Hepatology
DOI:10.1016/j.jhep.2013.02.030