研究課題
若手研究(B)
精度の高い感受性試験を開発することは癌化学療法において重要なことである。本研究では食道癌培養細胞を用い、薬剤刺激に対するシグナル伝達経路の分子反応モデルを作成し、新たな感受性予測法を確立することを試みた。まず、CDDP添加による分子反応の解析を行ったが、反応経路が多岐にわたることが判明した。そこで正確な解析手法の確立を目的とし、大腸癌細胞株HT29を用い、抗ヒトEGFRモノクローナル抗体cetuximabがEGFRシグナルに及ぼす影響をウェスタンブロッティングに加え、逆相タンパクライセートマイクロアレイを用い検証した。EGFにおける経時的なリン酸化タンパクの変動を定量的にモニタリングすることが可能であることを示した。
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岩手医学雑誌
巻: 63巻1号 ページ: 57-62
Pathol Int
巻: 60(6) ページ: 472-6