研究課題
若手研究(B)
食道癌においてIL-8受容体であるCXCR2発現と合併症が予後に与える影響を検討した。82例の食道扁平上皮癌切除検体に抗CXCR2抗体を用いて免疫染色を行ったところCXCR2は33例に発現し,陽性例は陰性例に比べ予後不良であった。特に合併症例において陽性例は陰性例に比べ著明に予後不良であった。生体内外において、CXCR2陽性の食道扁平上皮癌細胞株にIL-8を曝露したところ増殖能が促進された。CXCR2陽性例のうち合併症例は厳重なfollow及び積極的な補助化学療法が必要であると考えられた。
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