ST上昇型心筋梗塞に対する新たな治療法の実験的検討

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22791324
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 胸部外科学
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 吉武 勇 日本大学, 医学部, 助手 (60409034)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: 心臓大血管外科学

研究概要

ST上昇型心筋梗塞(STEMI)に対する新たな治療法としてβ-blockerおよびLVAD(Impella[○! R] 5.0)を組み合わせたHibernation therapy(HT)を考案し、ブタ虚血再灌流モデルにて検証した結果、その有効性が確認された。同治療による梗塞サイズの縮小効果および安定した循環動態のもとに行われる早期完全血行再建はSTEMI患者の大幅な予後改善をもたらす可能性があり、早期臨床応用が望まれる。

研究成果

• [雑誌論文] The Effect of Combined Treatment with Impella(R) and Landiolol in a Swine Model of Acute Myocardial Infarction
  • 著者名/発表者名: Yoshitake I, Hata M, Sezai A, Unosawa S, Wakui S, Kimura H, Nakata K, Hata H, Shiono M
  • 雑誌名: Journal of Artificial Organs 巻: (in press)
  • 査読あり
• [学会発表] Effect of Combined Therapy Used by Landiolol and Impella(R) in a Swine Model of Myocardial Infarction (2012)
  • 著者名/発表者名: Yoshitake I, Hata M, Sezai A, Kimura H, Takahashi K, Nakata K, Hiroaki H, Shiono M
  • 学会等名: The Asian Society for Cardiovascular & Thoracic Surgery 20th Annual Meeting
  • 発表場所: バリインターナショナルコンベンションセンター(インドネシア)
  • 年月日: 2012-03-11
• [学会発表] 急性心筋梗塞(STEMI)モデルにおけるβ-blockerおよびimpella(R)を用いたHibernation therapy(HT)の有効性について (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉武勇、中田金一、秦光賢、瀬在明、宇野澤聡、和久井真司、木村玄、高橋佳奈、畑博明、塩野元美
  • 学会等名: 第64回日本胸部外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場(愛知県)
  • 年月日: 2011-10-10
• [学会発表] Effect of Hibernation Therapy Used by Landiolol and Impella(R) in a Swine Model of Acute Myocardial Infarction (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉武勇、秦光賢、瀬在明、飯田充、宇野澤聡、高山忠輝、塩野元美
  • 学会等名: 第75回日本循環器学会総会・学術集会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県)
  • 年月日: 2011-08-04