研究課題
若手研究(B)
我々は前向き試験として、術前の血液中循環腫瘍細胞Circulatingtumorcells(CTC)数が大腸癌肺転移巣切除後の予後を予測可能であるかを評価した。CTCは7.5ml末梢血をCellSearchTMsystemにて測定した。CTC数が3個未満のグループを低値群、3個以上を高値群に分け、評価した。低値群(n=50)の5年生存率は80.4%、低値群(n=2)の5年生存率は0%であった。術後生存期間において両群で統計学的有意差(p<0.001)を認めた。大腸癌肺転移患者において術前CTCが3個以上は予後不良因子である。このような条件においては外科切除適応について再検すべきである。
すべて 2012
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Case Reports in Oncology
ページ: 542-545
DOI: 10.1159/000343677