膠芽腫をはじめとする神経膠腫の検体よりDNAを抽出し、遺伝子プロモーター領域のメチル化や、基本的なゲノム遺伝子解析(IDH変異や1p19q欠失など)を行い、さらにDNAメチル化の解析をゲノム網羅的に行った。神経膠腫におけるCpGislandmethylatorphenotype(G-CIMP)を同定し、IDH変異との強い相関を確認した。CIMP陽性腫瘍で特異的にメチル化されるCIMPマーカーを検出し、さらにそれらが特徴的なヒストン修飾を有していることが示唆され、新たなターゲットに対する個別化療法の可能性を示すことができた。
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