研究概要 |
膠芽腫の細胞株と臨床標本におけるEHMT1の発現やH3K9のmethylation statusについて検討した。膠芽腫細胞株であるU87MG株およびT98G, U251MG株、U118MG株、A172株に対してgenomic quantitative PCRを行った。いずれの細胞株でもLOHを示唆する結果は得られなかった。EHMT1遺伝子のシークエンスを試みが、mutationは検出されなかった。また、quantitative RT-PCRの手法を用いてEHMT1遺伝子の転写活性を評価した。メッセンジャーRNAでも発現は認めなかった。細胞株ならびに臨床摘出標本に対し、ウエスタンブロッティングを行ったがEHMT1蛋白の発現低下は認めなかった。
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