1)ABCG2をチロシンキナーゼ阻害剤のGefitinibを投与することで、ポルプィリンの細胞外排泄が阻害され、細胞内ポルプィリン濃度が上昇し、光線力学効果を増強することを、グリオーマ細胞株を用いたin vitroの実験で明らかにした。現在投稿中である。 2)現在、cancer stem cell likeな細胞株の確立することが可能となった。予備的解析では、ABCG2の発現が非常に高いことが判明した。これは、これから本研究を進展させる上で非常に重要なステップであり、今後の研究に応用する予定である。
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