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2011 年度 実績報告書

筋再生過程に関与する新規分子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 22791389
研究機関熊本大学

研究代表者

中山 由紀  熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (30332381)

キーワード骨格筋 / 筋再生
研究概要

申請者はDMD患者に筋萎縮や筋力低下をもたらす因子やmdxマウスの筋再生を促進する因子を同定するために、mdxマウスと正常マウス骨格筋由来の細胞株を作成し、マイクロアレイ解析を行った。その結果、機能不明のRAMP (regeneration-associated muscle protease)、および細胞周期進行抑制能を有すると報告されているBrinp (BMP/RA-inducible neural-specific protein) 3をmdxマウス筋細胞株よりクローニングした。
本研究では、RAMPやBrinp3を介した筋再生メカニズムを明らかにすることを目標とする。RAMPおよびBrinp3 siRNAを用いた発現抑制実験により、細胞増殖や筋分化に重要な働きをすることが分かった。yeast two hybrid法によりRAMPやBrinp3に結合する分子の検索を行った結果、数種類の候補分子の同定を行った。さらに、これらの候補分子の解析を行ったところ、細胞内でRAMPおよびBrinp3に結合する分子を明らかにすることができ。また、骨格筋におけるRAMPの機能を明らかにするために、筋特異的RAMP遺伝子欠損マウスの作成を行い、現時点で、キメラマウスの作成が完了した。今後、MCK-Creマウスと交配することにより、骨格筋再生時におけるRAMPの機能を明らかにすることができると考えられる。RAMPおよびBrinp3の機能を明らかにすることにより、筋ジストロフィーの進行や筋再生過程の分子機構の一端を明らかにすることができると考えられる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Muscle injury-induced thymosin β4 acts as a chemoattractant for myoblasts.2011

    • 著者名/発表者名
      Tokura Y、Nakayama Y、
    • 雑誌名

      J Biochem

      巻: 149 ページ: 43-48

    • DOI

      10.1093/jb/mvq115

    • 査読あり
  • [学会発表] CXCL14受容体を構成するGタンパク共役型受容体の同定2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木健司
    • 学会等名
      第34回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20111213-20111216
  • [学会発表] 筋再生促進候補因子RAMPの結合分子の同定2011

    • 著者名/発表者名
      中山由紀
    • 学会等名
      第34回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20111213-20111216

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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