サブスタンスP(SP)は白血球ニューロキニン1受容体(NK1R)を介して血液凝固を亢進するがその分子機構は不明である.この現象に対する単球由来の組織因子活性を有するマイクロパーティクルの影響を検討した. CC chemokine ligand 5(CCL5)はヒト血漿の存在下に発生する単球由来マイクロパーティクルを増加させた. SPはCCL5によるマイクロパーティクル発生を増強した.単球に構成的には発現してないfull-length NK1Rを強制発現させると,単球由来マイクロパーティクルの発生は増加した.
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