研究課題
若手研究(B)
BMCC1遺伝子座にコードされるLong non-coding RNA・DD3遺伝子の機能を調べた所、前立腺癌細胞株において、DD3がBMCC1の発現をmRNAレベルで負に制御することを明らかにした。前立腺癌で高発現するDD3に対して、抗BMCC1抗体を用いた免疫組織染色の結果、BMCC1は癌組織で発現低下傾向にある事が判明した。さらにBMCC1が、Bcl-2との結合およびAKTのリン酸化抑制を介して細胞死を促進し、抗癌剤感受性に寄与することを示したが、これはDD3の発現抑制によりBMCC1が発現亢進した細胞でも見られ、DD3のsiRNAと抗癌剤の組合せがより有効な治療法となる可能性を示した。
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Cancer Science
巻: 104 ページ: 563-572
10.1111/cas.12115