研究課題
若手研究(B)
子宮体部漿液性腺癌(漿液性腺癌)は、いまだに標準治療が確立されておらず婦人科悪性腫瘍の中でも極めて予後の悪い疾患の1つである。本研究では、近年癌において異常発現が報告されているマイクロRNA(miRNA)に着目し、漿液性腺癌とmiRNAの関連性および機能を検討した。癌組織において発現減少するmiRNAを細胞株へ導入することで癌抑制的効果を確認した。さらに癌抑制作用はmiRNAが標的遺伝子としてオンコジーンの抑制を介した効果と考えられる。本成果は漿液性腺癌での癌抑制的なmiRNAの同定とmiRNAを標的とした分子標的治療への応用に寄与するものと考えられる。
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Int J Cancer
巻: 15;131(4) ページ: E395-404
10.1002/ijc.27345