研究課題
若手研究(B)
本研究では、我々が独自に開発した胎盤特異的な遺伝子操作技術を応用し、以下のような成果を得た。血管新生阻害因子である可溶型VEGF受容体1(sFLT1)を胎盤特異的に過剰発現させることで、妊娠後期の母体の血圧上昇やタンパク尿など、ヒト妊娠高血圧症候群患者の病態を忠実に再現した、新しい疾患モデルマウスの作製に成功した。さらにこのマウスを利用して、プラバスタチンが胎盤増殖因子PGFの発現を誘導し、病態の治癒効果を示すことを明らかにした。
すべて 2011
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Proc Natl Acad Sci USA.
巻: Vol.108、No.4 ページ: 1451-1455
DOI:10.1073/pnas.1011293108