研究課題
若手研究(B)
アレルギー疾患の発症、増悪に深く関係する酸化ストレスを受けた場合、CYP1A1が働きストレス解消に働くのではないかというのが今回の研究の着想である。これまでに申請者は、CYP1A1遺伝子のイントロンにおける遺伝子多型(SNP)が、アレルギー性鼻炎発症と有意な相関を示していることを見いだしている。本研究では、CYP1A1を高発現する細胞株HepG2において、プロモーター領域におけるSNPsが転写調節に及ぼす影響の解析を行なった。イントロン1のSNPでのリスクアレルAを挿入したベクターにおいて、低い転写活性を認めたことから、酸化ストレスに対してストレス解消の活性が低いことがアレルギー性鼻炎の発症に関与しているのではないかと考えた。そして、そのメカニズムがSNPによって決定されている可能性がある。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件)
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