研究課題
若手研究(B)
(1)ビタミンCノックアウトマウス(SMP30ノックアウトマウス)は0.0375 g/Lの低濃度ビタミンC水投与下で眼球内のビタミンCは野生型マウスの約3分の1に減少した。ビタミンCノックアウトマウスは1.5 g/Lの濃度のビタミンC水投与により眼球内のビタミンC濃度が野生型マウスと同等であった。従ってこれらの二つの濃度のビタミンC水投与によって、ビタミンCノックアウトマウスの眼球内のビタミンCを欠乏状態、十分状態にすることができた。(2) SMP30ノックアウトマウス(ビタミンC欠乏)はUVB負荷による網膜損傷や水晶体混濁が、SMP30ノックアウトマウス(ビタミンC十分投与)や野生型マウスと比べて有意に強かった。ビタミンCの欠乏がUVBによって惹起された酸化ストレスに対する網膜・水晶体の感受性を増加させたことが示唆された。
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Exp Eye Res
ページ: 85-89