研究課題
若手研究(B)
申請者はこれまでにPACAP遺伝子欠損(KO)マウスがドライアイ様症状を呈することを見出した。本研究課題において、マウス涙腺組織ではPACAPおよびその特異的受容体(PAC1R)が発現しており、PACAPの点眼投与により有意な涙液量の増加が認められた。さらにPACAPはPAC1Rを介してcAMP/PKA経路を活性化させ、さらにアクアポリン5のリン酸化を誘導することにより涙液分泌を促進していることが明らかになった。以上の結果から、PACAPが涙液分泌促進効果を有することが示唆された。
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