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2010 年度 実績報告書

ヘミデスモゾーム構成タンパクのリクルートおよびリサイクルの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22791728
研究機関大阪市立大学

研究代表者

小澤 俊幸  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 病院講師 (50570602)

キーワードHemidesmosome / リクルート / リサイクル / β4 integrin
研究概要

【目的】Hemidesmosome構成タンパクはダイナミックな構造であることは解明されたが、細胞膜内および細胞質内での挙動等はいまだ不明である。今回、我々はHemidesmosome構成タンパクであるβ4 integrinの細胞膜内および細胞質内の挙動をkikume Green-Red vectorを使用し、解析を行う事を今年度の目標とした。
【方法】Hemidesmosomeの構成タンパクであるβ4 integrinの遺伝子コードを紫外線による変色機能を持ったkikume Green-Red vectorに導入しplasmidを作成した。そのplasmidを804G細胞に遺伝子導入し、Greenβ4 integrinタンパクを発現させた。発現したタンパクに共焦点レーザー顕微鏡下に紫外線を一部照射し変色させ、Redβ4 integrinタンパクに変色させた後、Live cell imaging methodでその細胞を観察し、緑色と赤色各々のβ4 integrinを同時に観察することにより、リクルートおよびリサイクルついて観察し、解析を行った。
【結果】804G細胞が移動する際には、細胞膜内でのβ4 integrinのスライディングは見られなかった。β4 integrinは膜内移動をしない可能性が示唆された。つまり、β4 integrinは運動の際には、細胞質内を移動することがわかった。
【次年度の目標】細胞質内を移動するβ4 integrinを、制御する機構を各種条件下に観察することにより解明する。このことにより、上皮細胞の運動メカニズム解明がすすむものと考えられる

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Dynamic relationship of focal contacts and hemidesmosome protein complexes in live cells.2010

    • 著者名/発表者名
      Ozawa T, Tsuruta D, Jones J C, Ishii M, Ikeda K, Harada T, Aoyama Y, Kawada A, Kobayashi H.
    • 雑誌名

      J Invest Dermatol.

      巻: 130(6) ページ: 1624-35

    • 査読あり
  • [学会発表] Hemidesmosoem構成タンパクのリクルートおよびリサイクルの検討.2010

    • 著者名/発表者名
      小澤俊幸, 鶴田大輔、小林裕美、石井正光、原田輝一
    • 学会等名
      第19回日本形成外科学会基礎学術集会
    • 発表場所
      神奈川県 横浜市パシフィコ横浜
    • 年月日
      2010-09-16

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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