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2011 年度 実績報告書

ヘミデスモゾーム構成タンパクのリクルートおよびリサイクルの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22791728
研究機関大阪市立大学

研究代表者

小澤 俊幸  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 病院講師 (50570602)

キーワードHemidesmosome / リクルート / リサイクル / β1 integrin
研究概要

【目的】Hemidesmosome構成タンパクはダイナミックな構造であることは解明されたが、細胞膜内および細胞質内での挙動等はいまだ不明である。今回、我々はHemidesmosome構成タンパクであるβ4 integrinの細胞膜内および細胞質内の挙動をkikume Green-Red vectorを使用し、解析を行う事を今年度の目標とした。
【方法】Hemidesmosomeの構成タンパクであるβ4 integrinの遺伝子コードを紫外線による変色機能を持ったkikume Green-Red vectorに導入しplasmidを作成した。そのplasmidを804G細胞に遺伝子導入し、Greenβ4 integrinタンパクを発現させた。発現したタンパクに共焦点レーザー顕微鏡下に紫外線を一部照射し変色させ、Redβ4 integrinタンパクに変色させた後、Live cell imaging methodでその細胞を観察し、緑色と赤色各々のβ4 integrinを同時に観察することにより、リクルートおよびリサイクルついて観察し、解析を行った。
【結果】上皮細胞がが運動する際に運動方向にassembleされるHemidesmosomは近位よりスライドしたものでもなく、また、新たに生成されたものではないことがわかる。つまり、leading edgeに近傍に新たにassembleされたβ4 integrinはendocytosisによってリサイクルされたものと考えられる。またリサイクルまでの時間を考慮すれば、short loopのendocytosisである可能性が高く、今後Rab4などのタンパクとの関係を中心に研究を行っていく必要があると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Comparative study of the dynamics of focal contacts in live epithelial and mesenchymal cells2011

    • 著者名/発表者名
      Ozawa T, Tsuruta D
    • 雑誌名

      Med Mol Morphol

      巻: 44 ページ: 27-33

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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