研究課題
若手研究(B)
本研究は、インフルエンザウイルス感染における多種多様な生理活性脂質の産生を経時的に測定し、その病態への関与を明らかにしようとするものである。本研究を遂行した結果、インフルエンザ感染マウスにおいて特徴的な挙動を示す特定の生理活性脂質がその病態を抑制的に制御している可能性を見出した。この生理活性脂質は、脂質代謝酵素の一種であるホスホリパーゼA_2(PLA_2)によって産生制御される可能性をもつ分子であり、本研究で得られた結果は、インフルエンザ感染の分子病態を解明する上で重要な知見であると言える。
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