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2011 年度 実績報告書

活性化グリアが敗血症性脳症発症にはたす役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22791751
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

竹下 淳  京都府立医科大学, 附属病院, 専攻医 (40433263)

キーワード敗血症 / 集中治療医学
研究概要

中枢神経における活性化グリア細胞の同定
CLPマウスから脳組織を摘出し、特異抗体で染色を行い活性化グリア細胞を同定した。その結果、グリア細胞の特異的マーカーであるGFAP陽性細胞がCLPマウスの大脳皮質と海馬領域において増加することが明らかになった。HMGB-1、IL-1beta、TNF-alphaに対する抗体を用いた免疫組織化学によってこれらサイトカインのシグナルが脳内において発現増加することを確認した。IL-1betaについてはGFAPとの二重染色を行ったが、IL-1betaの発現はGFAP陽性細胞の一部とともにGFAPを持たない細胞にも認められた。今後、IL-1betaだけでなくHMGB-1やTNF-alphaについてもどのような細胞に発現が増加するか二重染色法を用いて検討したい。
脳内サイトカインの発現量の検討
HMGB-1、IL-1beta、TNF-alphaの発現をリアルタイムPCRによって遺伝子レベルで定量した。CLPマウスから摘出した脳からmRNAを抽出しcDNAを作成、リアルタイムPCR法によって発現量を定量し、未処置マウスから摘出した脳のcDNAを比較した。beta-actinの発現量を基準として定量を行うと、CLPマウスでは未処置マウスにくらべてHMGB-1、IL-1beta、TNF-alphaのmRNA発現量が増加する傾向が認められた。今後測定条件を調整し、サンプル数を増加させることで統計学的な有意差を持って発現が増加するか否かを検討したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 人工心肺離脱時の僧帽弁前尖収縮期前方運動(SAM)に対し異なった治療を施行した2症例2011

    • 著者名/発表者名
      竹下淳、中嶋康文、中山力恒、安本寛章、柴崎雅志、溝部俊樹
    • 雑誌名

      Cardiovascular Anesthesia

      巻: 15巻 ページ: 195-198

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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