研究課題
若手研究(B)
黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥脱毒素の転写調節機構を解明する過程で2つの新規転写調節因子を見出し、SptAおよびSptBと名付けた。SptAは黄色ブドウ球菌の病原性因子発現制御において最も重要なRNAIIIの転写を主として抑制することにより、様々な病原性因子の産生をグローバルに制御することが強く示唆された。一方、SptBは表皮剥脱毒素遺伝子領域に直接結合することにより転写抑制することが示唆された。以上より、本研究結果は新規な黄色ブドウ球菌病原性遺伝子発現制御機構を提唱するものである。
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J Microbiol Methods
巻: 87 ページ: 76-81
doi:10.1128/IAI.00872-10