シェーグレン症候群のＴ細胞系免疫異常におけるＩＬ－１８およびＴｈ１７の役割

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22791806
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 病態科学系歯学・歯科放射線学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 酒井 梓 東北大学, 大学病院, 医員 (90463778)
• 研究期間 (年度): 2010-04-01 – 2013-03-31
• キーワード: シェーグレン症候群 / 唾液腺

研究概要

ヒト唾液腺組織ならびに同組織由来唾液腺細胞における炎症誘導性サイトカインであるIL-18，Th17関連サイトカインであるIL-17の発現とその機能について解析した。シェーグレン症候群患者の唾液腺腺房上皮細胞ではIL-18が発現し、浸潤するTリンパ球の多くがTh17細胞であること、さらにIL-18とIL-17の相互作用がヒト唾液腺細胞からサイトカインやケモカインの産生を誘導し唾液腺炎の発現に関与する可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] 東北大学病院歯科部門における外来患者の動向-臨床研修ならびに臨床教育に対する意識調査- (2014)
  • 著者名/発表者名: 酒井梓, 飯久保正弘, 嶋田雄介, 橋本直哉, 熊坂晃, 佐々城真, 遠藤雄, 小嶋郁穂, 庄司憲明, 笹野高嗣
  • 雑誌名: 日本口腔診断学会雑誌 巻: 27 ページ: 8-12
  • 査読あり
• [学会発表] MRI of submandibular and sublingual glands in patients with Sjogren's syndrome and its diagnostic significance (2013)
  • 著者名/発表者名: Ikuho Kojima, Maya Sakamoto, Iikubo Masahiro, Azusa Sakai, Yumiko Sugawara, Sizuko Satoh, Takashi Sasano
  • 学会等名: Part 3 : Diagnostic accuracy about high intensity spots on MR-sialography and heterogeneity of MR signal intensity
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2013-11-02
• [学会発表] Diagnostic ability to detect high signal intensity spots on MRsialography in patient with Sjogren's syndrome : Comparison between 3D and 2D methods (2013)
  • 著者名/発表者名: Ikuho Kojima, Maya Sakamoto, Iikubo Masahiro, Azusa Sakai, Yumiko Sugawara, Sizuko Satoh, Takashi Sasano
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2013-09-13