研究概要 |
6自由度顎運動測定装置TRIMETによる下顎運動の測定,光学式3次元モーションキャプチャーProReflexによる体幹の動きの測定,そして両者に同期する筋電図を同時記録できるシステムを構築した(22年度).予備実験を完了しており23年度に複数人の被験者で測定・記録予定であったが,分析に用いることができる結果が得られなかった. 記録された結果から, (1)食物とりこみ(捕食)時の下顎運動に協調して,頭部だけでなく頸部・胸部・腰部にも協調した運動が存在するかを調べ,開口時の体幹の動態を明らかにする.また,その運動を司る筋活動の有無を確認する. (2)食物とりこみ運動に負荷を加えたときの運動と筋活動の変化を評価し,発生の機序と意義を明らかにする. 以上を目標としている.
|