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2011 年度 実績報告書

ハイスピードカメラを用いた歯根破折の動的挙動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22791885
研究機関大阪大学

研究代表者

宇佐美 博文  大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (30573456)

キーワードハイスピードカメラ / 歯根破折 / 動的挙動 / 支台築造 / ポストコア
研究概要

ハイスピードカメラによる撮影を撮影対象である歯根の表面および裏面から同時に撮影が行えるように,鏡を用い,フレーム内に表面および裏面の両面が同時に収まるようにした.この状態で,繰り返し実験を行っても再現性のある撮影が行えるように専用の器具を歯科用常温重合レジンを用いて作製し,実際に撮影が行えることを確認した.また,歯根破折の動的挙動で最も観察したいのは,亀裂の起点および伝播方向,そして亀裂進展の過程であり,これを確認できる撮影速度の範囲内で最も高い解像度が得られるように最適なコマ数および解像度の条件を設定した.
支台築造方法の違いによる破折挙動の分析を行うために,支台築造に用いられる種々の材料(レジンのみ,既製ポスト+レジンコア,メタルコア,ファイバーポスト+レジンコア)の基本的物性を測定した。また,有限要素法による応力の解析を行うことで,築造体の長さの違い,築造体の太さの違い,フェルールの形態の違い,前歯,臼歯の違いなどの検討を行い,実際の抜去歯牙を用いる前のより精密で具体的な研究のデザインを行った。
以上のことから得られたデータを総合して支台築造を行うための材料の検討および理想的な形態を検討した。破折の動的挙動の結果について,支台築造された材料によって起こっているのならば,材料の種類や形態を検討することで改善することができると考えられる。上記項目について検討することで,支台築造と歯根破折の動的挙動に関する一定の知見が得ることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The relationship between milling a new silica-doped zirconia and its resistance to low-temperature degradation (LTD) : a pilot study2012

    • 著者名/発表者名
      Takashi Nakamura
    • 雑誌名

      Dental Material Journal

      巻: 31(1) ページ: 106-112

    • DOI

      10.4012/dmj.2011-048

    • 査読あり
  • [学会発表] Evaluation of Silica-Doped Y-TZP for Dental Restorations2011

    • 著者名/発表者名
      Usami H
    • 学会等名
      International Dental Materials Congress 2011
    • 発表場所
      Seoul, Korea
    • 年月日
      2011-05-28

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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