セメント芽細胞における細胞外カルシウムによるFGF-2発現誘導機構の解析

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22792079
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 歯周治療系歯学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 金谷 聡介 東北大学, 病院, 医員 (80375097)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: セメント芽細胞 / 細胞外カルシウム / PMA / FGF-2

研究概要

申請者らはセメント芽細胞において、細胞外刺激によりcAMP/プロテインキナーゼA依存的にFibroblast growth factor 2(FGF-2)の発現が増強されることを証明した。さらにプロテインキナーゼ作動物質であるPhorbol 12-myristate 13-acetate(PMA)刺激においてもFGF-2の発現が増強されることを見いだした。セメント芽細胞におけるFGF-2発現増強には複数の機構が存在することが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Elevated extracellular calcium increases fibroblast growth factor-2 gene and protein expression levels via a cAMP/PKAdependent pathway in cementoblasts (2010)
  • 著者名/発表者名: Kanaya S, Nemoto E, Ebe Y, Somerman MJ, Shimauchi H
  • 雑誌名: Bone 巻: 47(3) ページ: 564-572
  • 査読あり
• [雑誌論文] H. Shimauchi Elevated extracellular calcium increases expression of bone morphogenetic protein-2 gene via a calcium channel and ERK pathway in human dental pulp cells (2010)
  • 著者名/発表者名: Tada H. Nemoto E, Kanaya S, Hamaji N, Sato H
  • 雑誌名: Biochem. Biophys. Res. Commun 巻: vol.394 ページ: 1093-1097
  • 査読あり
• [学会発表] セメント芽細胞におけるプロテインキナーゼC依存性Fibroblast growth factor 2発現増強作用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 金谷聡介、根本英二、後藤和宏、島内英俊
  • 学会等名: 第132回春季日本歯科保存学会学術大会
  • 発表場所: 熊本
  • 年月日: 2010-06-04
• [学会発表] セメント芽細胞において細胞外カルシウム刺激はcAMP/PKA依存性にFibroblast growth factor 2の発現を誘導する (2010)
  • 著者名/発表者名: 金谷聡介、根本英二、江部由佳梨、島内英俊
  • 学会等名: 第53回春季日本歯周病学会学術大会
  • 発表場所: 岩手
  • 年月日: 2010-05-14