S100タンパク質は歯肉上皮細胞においてIL-8を誘導する。s100を48時間作用させた群ではヒト歯肉上皮細胞(HGEC)のIL-8産生量はS100未刺激群のそれと比較して1. 5倍程度であった。また、1. g/ mlのS100タンパク質をHGECに6時間作用させることでコネキシン43の産生は誘導される。しかし、10. g/ mlのS100タンパク質を24時間HGECに作用させるとコネキシン43の産生は要請された。その他、歯周病原細菌であるPorphynomonas gingivalisはHGECの糖化最終産物の受容体を介してIL-8の産生を誘導する可能性がある。
|