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2010 年度 実績報告書

要介護高齢者の各種真菌の口腔感染状況と全身の健康との関連性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22792121
研究機関九州大学

研究代表者

冨岡 未記子  九州大学, 歯学研究院, 特任研究員 (70546473)

キーワードITS領域 / 口腔真菌 / Candida albicans / 高齢者 / 舌苔
研究概要

当該年度においては、Internal transcribed spacer (ITS)領域の断片長多型を利用した口腔真菌の網羅的解析系の確立を目指した。口腔常在真菌として過去に報告のある10菌種(Candida albicans、Candida tropicalis、Candida glabrata、Candida parapsilosis、Candida krusei、Candida guilliermondii、Candida kefyr、Cryptococcus neoformans、Geotrichum candium、Aspergillus fumigatus)を培養した後DNAを抽出し、真菌共通配列であるITS1(5'-CTT GGT CAT TTA GAG GAA GTAA-3')と蛍光色素で標識したITS4(5'-TCC TCC GCT TAT TGA TAT GC)を用い、キャピラリー電気泳動によって断片長とその蛍光強度を測定した。本解析系では唾液1mlあたり10^2cfuのCandida albicansを検出することが可能であった。また、上記の10菌種から得られたDNA断片長は、配列から予測される断片長とよく一致することが確認され、本解析系でこれらの菌種を識別できることが明らかになった。本解析系の確立により、比較的容易に口腔真菌の構成を把握する事が可能になった。次年度はこの手法を用いて、高齢者集団から採取された舌苔についての解析を行い、それぞれの菌種やその組み合わせと口腔ないし全身の健康状態との関連について検討を行っていく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Characterization of microflora of tongue coating in elderly with tube feeding2010

    • 著者名/発表者名
      Yasui M., et al.
    • 学会等名
      International symposium of Microbial Ecology
    • 発表場所
      Seattle, US
    • 年月日
      20100823-20100827

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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