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2010 年度 実績報告書

健康体操による認知症予防効果の生理学的および社会学的実証

研究課題

研究課題/領域番号 22792145
研究機関島根大学

研究代表者

福間 美紀  島根大学, 医学部, 講師 (40325056)

キーワード高齢者 / 認知機能 / 介護予防
研究概要

本年度は,健康体操の認知症予防効果について生理学的評価を実施するために,実験計画と神経内科学的に認知機能検査の妥当性を検証し,研究計画を検討した。健康体操を実施中の身体活動による体動が脳血量の検査値の結果に影響する可能性があるため,生理学的評価の指標と実験方法を改めて検討する必要があることが分かった。
出雲市の住民44名を対象にした「おたっしゃ教室」を前期,後期の2群に分け,健康体操や栄養指導,健康講和を中心とした介入を3か月実施した。その「おたっしゃ教室」の開始前後,生活習慣,日常生活,認知機能等について調査を実施した。認知機能に関する調査は,もの忘れの自覚を中心に11項目聴取した。
教室の参加者は,教室参加の辞退6名,教室後の調査の不参加4名があり,追跡可能なものが34名であった。もの忘れの自覚があった平均項目数は,教室前4.4,教室後3.1と有意に項目数が減少した。また,項目ごとに見た変化では,11項目中7項目で有意に改善がみられた。
今後は,もの忘れの自覚が改善した要因の分析を行うこと.「おたっしゃ教室」の継続し,分析対象者数を増やす必要がある。
また雲南市の軽度障がい高齢者75名及び元気高齢者75名を対象に,認知機能に影響する要因に関する調査を実施した。3年目の追跡調査で認知症自立度の低下がみられた高齢者数に違いがみられてきた。今後も退跡調査を実施,認知症と身体機能,社会的活動,生きがいの側面との関連を分析する必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The realities and the factor affecting of difficulty of family nursing practice2010

    • 著者名/発表者名
      M.Fukuma, H.Nakatani, A.Yata
    • 学会等名
      2rd Japan China Korea Nursing Conference
    • 発表場所
      東京都(聖路加看護大学)
    • 年月日
      2010-11-20

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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