尺度開発に向けた質的研究(エスノグラフィー)を終了し、その結果を論文として作成し、海外に投稿中し、採択をされ、6月にJournal of Renal Careに掲載予定である。また、沖縄で開催された日本看護研究学会学術集会およびハワイで開催されたThe 11th Annual Hawaii International Conference on Education で発表を行った。これらの発表内容に関しても、今年度に論文として投稿する予定であり、現在この中の1本は国際学会誌に投稿している途中である。 また、質的研究で得られた結果を基に、尺度項目の検討し、現在データ収集を開始している。尺度は、4つの下位尺度(感情・認知・行動傾向・文化)から構成された合計39項目となっている。さらに、妥当性の検証のために、POMSおよび批判的思考態度尺度、検査データも同時にデータ収集を行っている。調査対象者は、プレテスト、本調査、再テスト法、3つの手法で合わせて、おおよそ1000名を予定している。すでに本学およびデータ収集機関での倫理審査も通っている。データ収集機関は、群馬県、滋賀県、京都府の4透析施設である。近日中に尺度の最終的な信頼性および妥当性を検証し、最終的な「外来血液透析患者の食事管理に対する態度尺度」を開発予定である。 開発後は速やかに論文を作成し、今年度および来年度に国内および国外での発表および投稿を行う予定である。
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