研究課題
若手研究(B)
終末期ケアを担う看護師が経験している学びややりがい等のプラスの側面はどのようなことか、数量的実態を明らかにすることを目的とした。まず認定・専門看護師11名に半構造化面接を行いその結果から質問項目を作成した。これらの項目で全国都道府県がん診療連携拠点病院66施設の看護師1381名から質問紙調査の有効回答をえた。その結果、全体で頻度の高い経験は『患者に必要とされていることを感じる』と『苦痛軽減にかかわった成果を感じる』の下位項目であった。さらに、臨床経験20年以上と認定・専門看護師、緩和ケア病棟勤務経年や緩和ケアチーム活動経験者は『終末期看護の奥深さを感じる』や『死生観や人生観を学ぶ』、『患者家族を含めたチームの一体感』等の項目を有意に多く報告した。
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